| ６６ もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし （前大僧正行尊） |
| 【パリ雑感】 第４部 フランスの社会 66 フランスの最も美しい村 「フランスの最も美しい村」制度は、日本でもよく知られるようになりました。 交通不便なところが多いのですが、パリに飽きた日本人観光客もよく訪れているようです。 この「美しい村」に認定されるためには、 １．人口が2,000人を超えないこと ２．２つ以上の歴史的遺産・遺跡があること ３．村議会で同意が得られていること が前提で、さらに協会の厳しい審査をパスする必要があります。 フランス全土で３万６千以上もある市町村のうち、わずか１５０ほどの村しか認定されていません。 フランスの田舎の村も日本と同様、過疎化の問題や地域興しには苦労しているのですが、この美しい村に認定されることによって、昔ながらのふるさとの景観を守りながら、観光地としての評価を高めることができます。 小さくても美しく。 「フランスの最も美しい村」は、自分たちのアイデンティティを持つことの大切さを教えてくれているようです。 フランスの最も美しい村のサイトはこちら → http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/ (2011年7月4日） |
 フランスの最も美しい村のひとつ、南仏のロートレック村 |
