等春「瀟湘八景・平沙落雁」の臨画 瀟湘八景（しょうしょう はっけい） 中国の山水画の伝統的な画題で、風光明媚な水郷地帯「瀟湘」の８つの名所。 １　瀟湘夜雨（しょうしょうやう）。もの寂しく降る夜の雨の風景。 ２　平沙落雁（へいさらくがん）。雁が干潟に舞い降りてくる風景。 ３　煙寺晩鐘（えんじばんしょう）。夕霧に煙る遠くの寺より届く鐘の音を聞きながら迎える夜。 ４　山市晴嵐（さんしせいらん）。山里が山霞に煙って見える風景。 ５　江天暮雪（こうてんぼせつ）。日暮れの河の上に舞い降る雪の風景。 ６　漁村夕照（ぎょそんせきしょう）。夕焼けに染まるうら寂しい漁村の風景。 ７　洞庭秋月（どうていしゅうげつ）。洞庭湖の上にさえ渡る秋の月。 ８　遠浦帰帆（えんぽきはん）。帆かけ舟が夕暮れどきに遠方より戻ってくる風景。