| ８１ ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる （後徳大寺左大臣） |
| 【パリ雑感】 第５部 パリの書道ライフ 81 パリで書道展 パリの書道同好会では２〜３年に1回のペースで展覧会を開催しています。 私が参加したのは2008年と2010年の２回です。 会場はパリ国際大学都市の日本館。 パリ国際大学都市というのは、フランスの高等機関で学ぶ留学生や研究者のために各国ごとに作られた学生寮で、全部で40か国もの寮があります。 日本館は、1929 年に日本人実業家の薩摩治郎八が寄贈したものです。 ごらんのとおり、日本古来の城廓を模した地上 7 階・半地下 1 階の建物です。 館の周囲には日本庭園がしつらえられており、日本館の建物とあいまって国際大学都市の一隅に日本的な雰囲気を醸しだしています。 なお、日本館の講堂にはかつてパリで活躍した画家、藤田嗣治の名画が飾られています。 館長さんのご理解を得て、この講堂を会場として使わせてもらえることになりました。 (2011年10月17日） |
 パリ国際大学都市の日本館 |
