| ４５ あはれとも 言ふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな （謙徳公） |
| 【パリ雑感】 第３部 フランスの文化 45 エッフェル塔 エッフェル塔は1889年、フランス革命100周年を記念してパリで開かれた万国博覧会の際に建造されました。 今やパリのシンボルともいうべきエッフェル塔ですが、建設された当時は鉄骨の建造物自体が珍しかったこともあって賛否両論に分かれたそうです。 反対派の文学者モーパッサンは、大嫌いなエッフェル塔によく通ったそうですが、その理由を問われて、 「そこがいまいましいエッフェル塔を見なくてすむ唯一の場所だからだ」 と答えたとのこと。 いかにもフランス人らしい皮肉の効いたコメントですね。 万国博覧会後には取り壊される予定だったエッフェル塔ですが、当時始まったラジオ放送の電波塔として使うことになり、危うく取り壊しを免れています。 現在では言うまでもなくエッフェル塔はパリを代表する観光名所となっています。 特に夜のライトアップと、毎正時にライトが点滅して宝石のように輝く姿は感動的です。 ちなみにエッフェル塔の最上階はプロポーズの名所とのことですから、これからという方はぜひどうぞ。 (2011年2月7日） |
 フランスのシンボルカラーである青色に輝くエッフェル塔 |
