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１ 秋の田の 仮庵（かりほ）の庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ （天智天皇) |
| 【パリ雑感】 第１部 パリの生活 １ パリの街並み 2007年４月から2010年３月までの３年間、フランスのパリに暮らしました。 今回から、パリ滞在中に書いた百人一首とパリ雑感を連載します。 ３年前、初めてパリの街を見たときに感じたのは、建築物の圧倒的な存在感でした。 高さや様式が統一され道路に沿って隙間なく建てられた石造りの建物の群れは、巨大な威圧感をもって迫ってきます。 見上げると様々に意匠を凝らした彫刻で飾られています。 日本と違って地震がないからできることなのでしょうけれど、やはりこの存在感は凄いと思いました。 パリの人たちはこうした建物の中に何世代にもわたって住み続け、それを誇りとしている。 彼らの歴史と伝統はこうしたところに根があるのかと思い知りました。 (2010年4月5日） |
 ルーブル美術館 |
