| 郷に回りてたまたま書す（賀知章） 少小郷を離れ老大にして回る。郷音改め難く鬢毛衰す。児童相見るも相識らず。笑いて問う、客は何處より来たると。 若い頃に故郷を離れ、歳老いて帰って来た。 お国なまりは抜けないのに髪の毛だけが薄くなってしまった。 子供と出会っても、お互いに誰だか分からない。 にこにこしながらお客さんは何処から来たのと聞いてくる。 |
| 【日々雑感】 14 カラマーゾフの兄弟 1969年のソ連映画「カラマーゾフの兄弟」をビデオで見ました。 ドストエフスキーの大作をどのように映像化するのか、と興味を持って見始めました。 原作の、微に入り細を穿った心理描写や登場人物の広長舌を描くには、映画ではやはり限界があるようです。 しかし、愛憎渦巻く人間模様がドラマチックに描かれており、見ごたえがありました。 特に興味深かったのは、ロシアの広大な大地や当時の街並みの様子です。 貴族の館と農民の粗末な家の対照的な雰囲気などは、やはり映像でなければ分からないものだと思いました。 (2013年6月10日） |
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