酒井清一(翠 酒湖)先生に水墨画を学んで3年目に入りました。 我々が子供の頃から教わってきた絵は写実画ですが、水墨画は写意画です。 写意画は作者の心象風景を表現するものなので、自分が何を描きたいのかを突き詰めることが重要です。 さらに水墨画は省略の上に象徴性を追求する芸術ですから、描かない部分をどう活かすかが大切になります。 ついつい余計なところまで描きすぎてしまって、せっかくの白が生きてこないことがたびたびです。 紙の余白が「東洋の白」として意味を持つものとなるよう、試行錯誤する毎日です。 2017年4月1日 |